[アップデート]Aurora Global Database がクローニングに対応しました

[アップデート]Aurora Global Database がクローニングに対応しました

Clock Icon2020.11.29

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

こんにちは、崔です。

Amazon Aurora Global Database がクローニングに対応しました。
Amazon Aurora Global Database Expands Manageability Capabilities

Aurora のクローン作成機能を利用すると、クラスターボリュームとそのすべてのデータの複製を含む新しい Aurora クラスターを、スナップショットから復元するより、すばやくコスト効率よく作成できます。

やってみた

こちらの Global Database からクローニングを作成してみます。

対象のクラスターを選択し、アクションから「クローンの作成」を実行します。

クローン用のDBインスタンス識別子を入力します。

通常のAurora作成時と同様に、インスタンスサイズやVPC、サブネットグループ、セキュリティグループ、パラメータグループ等を設定し、クローンを作成します。

これで、簡単にクローンが作成されました。

注意点

Aurora のクローン作成には、現時点で以下の制約があります。

  • Aurora Serverless DB クラスターでは、サポートされていない
  • リージョン間でクローンを作成することはできない。各クローンは、ソースクラスターと同一リージョンに作成する必要がある
  • 現在のところ、そのほかのクローンからのクローンを含め、1つのコピーから15までのクローン作成に制限されます。最大数に達した場合、1つのコピーのみ作成できます。ただし、各コピーは最大で15までのクローンを作成できます
  • DBインスタンスを持たないクラスターからクローンを作成できない
  • 元のクラスターとは異なるVPCにクローンを作成できるが、VPCのサブネットは同じアベイラビリティゾーンにマッピングする必要がある

Global Database の観点で見ると、今まではリージョン間でクローンを作成できませんでしたが、Global Database のセカンダリークラスターがあるリージョンでは、セカンダリークラスターからクローンを作成することができるようになりました。
しかし、DBインスタンスを持たないセカンダリークラスターの場合は、クローンを作成できないので、注意が必要です。

まとめ

Aurora Global Database 環境でも、クローン作成が可能になったことにより、本番データを利用したアプリケーションの開発・テストや、分析クエリの実行など、既存のGlobal Database 環境に影響を与えることなく、簡単に実施することが可能になりました。
セカンダリークラスターからクローンを作成することで、プライマリークラスターとは別のリージョンでも利用できるので、便利になりましたね。

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.