[アップデート]Aurora Global Database がクローニングに対応しました
こんにちは、崔です。
Amazon Aurora Global Database がクローニングに対応しました。
Amazon Aurora Global Database Expands Manageability Capabilities
Aurora のクローン作成機能を利用すると、クラスターボリュームとそのすべてのデータの複製を含む新しい Aurora クラスターを、スナップショットから復元するより、すばやくコスト効率よく作成できます。
やってみた
こちらの Global Database からクローニングを作成してみます。
対象のクラスターを選択し、アクションから「クローンの作成」を実行します。
クローン用のDBインスタンス識別子を入力します。
通常のAurora作成時と同様に、インスタンスサイズやVPC、サブネットグループ、セキュリティグループ、パラメータグループ等を設定し、クローンを作成します。
これで、簡単にクローンが作成されました。
注意点
Aurora のクローン作成には、現時点で以下の制約があります。
- Aurora Serverless DB クラスターでは、サポートされていない
- リージョン間でクローンを作成することはできない。各クローンは、ソースクラスターと同一リージョンに作成する必要がある
- 現在のところ、そのほかのクローンからのクローンを含め、1つのコピーから15までのクローン作成に制限されます。最大数に達した場合、1つのコピーのみ作成できます。ただし、各コピーは最大で15までのクローンを作成できます
- DBインスタンスを持たないクラスターからクローンを作成できない
- 元のクラスターとは異なるVPCにクローンを作成できるが、VPCのサブネットは同じアベイラビリティゾーンにマッピングする必要がある
Global Database の観点で見ると、今まではリージョン間でクローンを作成できませんでしたが、Global Database のセカンダリークラスターがあるリージョンでは、セカンダリークラスターからクローンを作成することができるようになりました。
しかし、DBインスタンスを持たないセカンダリークラスターの場合は、クローンを作成できないので、注意が必要です。
まとめ
Aurora Global Database 環境でも、クローン作成が可能になったことにより、本番データを利用したアプリケーションの開発・テストや、分析クエリの実行など、既存のGlobal Database 環境に影響を与えることなく、簡単に実施することが可能になりました。
セカンダリークラスターからクローンを作成することで、プライマリークラスターとは別のリージョンでも利用できるので、便利になりましたね。